(公財)箕面市国際交流協会MAFGA

2023.06.02

6/11ZINE「ケイン樹里安にふれる」刊行トークイベント

ZINE『ケイン樹里安にふれる 共に踏み出す「半歩」』刊行トークイベント (チラシはこちら)

2022年春に33歳の若さで急逝された社会学者のケイン樹里安さん。

ケインさんを偲んで、生前から親交のあった各分野の方々からの原稿を集めたZINE「ケイン樹里安にふれる」が発行されることにあわせて、ZINEの発行人、執筆者が集い、刊行イベントを開催します。

大学に所属しながら、様々なメディアに登場し、「ハーフ」や「ミックスルーツ」をキーワードに、日本社会の課題解決に取り組んできた若手研究者で、「マジョリティは気にせずにすむ人々」など数多くの鋭い言葉を残されたケイン樹里安さん。

樹里安さんについて知り、地域の中での多文化共生について共に考えましょう。

 
ケイン樹里安(1989〜2022)
社会学者。専門は社会学/文化研究。「ハーフ」「ミックス・ルーツ」、人種化、よさこい踊り、フォト・エスノグラフィ、都市文化などをテーマに多くの論文や論考等を残している。主著に『ふれる社会学』(北樹出版)などがある。アカデミアに留まらず、一般社会に向けて差別やレイシズムの問題を社会に訴え続けてきた。享年33歳

 
当日、ZINE『ケイン樹里安にふれる 共に踏み出す「半歩」』(¥1200)の販売があります。(下記は書影)
編集・発行人 K.S.バーヌ
*執筆者一覧 有國明弘/磯元メリッサ瑠奈/W.J.ライアン/上原健太郎/太田明日香/温又柔/かつしかけいた/K.S.バーヌ/金村詩恩/栢木清吾/熊谷聡子/サトマキ/下地ローレンス吉孝/下地セシリア久子/福田千晶/藤見よいこ

 

ゲスト: 

 
 
 
 
 
 
 
太田明日香
2015年から17年までバンクーバーに滞在し、移民社会と第二言語習得に関心を持ち日本語教師に。出版レーベル夜学舎より、カナダ移民体験記『言葉の地層』を出版。編集者として『よい移民』(創元社)企画、編集担当。

 
ヒトミ★クバーナ
メキシコ帰りの関西人ライター。夫はメキシコ人。大学で演劇を学び劇団活動を行った後、キューバにスペイン語留学する。2013年メキシコに移住し、日本語教師となる。2016年に帰国後、フリーのライターへ転身。現在、大阪で海外ルーツの子どもの学習支援と、YSCグローバルスクール(東京都福生市)の非常勤講師として、オンラインで日本語授業も行っている。
 
W.J.ライアン
Moving Beyond Hate メンバー、ゲストスピーカー。ミックスルーツの1人として、入管問題や差別問題について発信している。ケイン樹里安氏とは、直接関わることはなかったが、note記事『マジョリティとは「気にせずにすむ人々」』や、『ふれる社会学』はもちろん、樹里安さんの研究や発信に大きく感化されてきた。
 
司会:
カツラ・シャハラ・バーヌ
1996年生まれ。大阪出身。移民二世。ちいさな本屋さん好き。ZINE「ケイン樹里安にふれる」の編集・発行を務めた。学生の頃に樹里安さんと出逢い、社会学や社会問題に関心を持つ。自身の経験に基づいた発信や執筆活動を行っている。
 

当日の流れ:

14:00〜14:50 登壇者によるトークセッション
14:50〜15:05 休憩(ZINE販売あり)
15:05〜16:00 参加者とともに意見交換

日時
6月11日(日)14時~16時
場所
comm cafe(箕面市小野原西5-2-36 箕面市立多文化交流センター内)
参加費
無料(ただし、別途ドリンク代として300円)
定員
40名(要申込)
主催
箕面市立多文化交流センター(指定管理者:公益財団法人箕面市国際交流協会)