2023.11.18
地域に住むベトナム出身のトゥエットさんとの協働企画、ベトナムディ。2023年のベトナムディは、平和親善大使のドクさんとオンラインで繋いでの交流会と食から日越の歴史的な関りを感じるための2部構成です。
2023年は日本・ベトナム外交関係樹立50周年を祝う年です。公式な外交関係ができるまえから、日本とベトナムが関りを持っていたことを日越の麺類3種類を食べ比べて体感しましょう。
【当日のメニュー】
伊勢うどん…お伊勢参りの際に旅人の胃袋を満たした伊勢うどん こちらの伊勢うどんを起源に、カオラウができて・・・
ミークアン…汁なし混ぜそば。小麦から作られた麺を使った料理。幅広の麺で、日本の「きしめん」にも似ています。それもそのはず。ある説では、このミークアンは貿易が栄えた江戸時代初期に日本から伝わり、平打うどんから変化したものと言われています。この麺にたっぷりの野菜と、砕いたピーナッツ、お肉やエビ、ゆで卵などが乗り、魚介から撮った出汁をベースにした甘辛のタレで和えた「汁なし混ぜそば」がミークアンです。
カオラウ…ベトナムの世界遺産都市ホイアンの名物麺料理です。米粉で作った麺に豚肉、せんべい、レタス、もやし、ハーブなどをトッピングし、甘い醤油で食べる。実はこのカオラウのルーツは「伊勢うどん」だと言われています。
シェフ:トゥエット(ニャベト語り合いカフェ)
ベトナム戦争・枯葉剤の影響で結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」の愛称で知られるグエンドクさん。1988年にベトナムの医師団と日本赤十字の医師団により、ホーチミンで下半身がつながったお兄さんのグエン・ベトさんとの分離手術が行われ、17時間に及ぶ大手術は成功しましたが、ベトさんは手術前に患った脳症で、寝たきりの状態が続き、2007年、26歳で亡くなりました。
現在、観光業界で働きながら、平和運動を行うドクさんとオンラインでつながる機会となります。オンラインでの配信はありません。comm cafeからベトナムとつなぎますので、会場からの参加のみとなります。
ドクさんからのメッセージ「コロナ禍で考えた自分にできること」
コロナでベトナムはもちろん大変です。自分はNPO団体を運営してるので日本に住んでるベトナム実習生、学生のことを心配していました。何か支援活動をしてあげたい。日本にいる友だちとコラボをしたいと、強く思いました。
戦争は終わりました。戦争の被害はまだ残っていますが、日本のみなさんの応援で今では元気になりました。これからも人の役に立つ活動を行なって困ってる人を助けたい!平和の大切さを伝え続けます。