無害で力がなく、個人的な趣味と思われがちな手芸という手段を用いて、政治的な主張をする手芸作品を作成している「政治的な手芸部」が、毎年国際女性デーにあわせて作成しているバナーを展示します。
2022年度作成「人権」、2023年度作成「生存」の2点です。
地域に密着した国際交流団体として、人権の大切さについての対話を重ねるためのきっかけとしたいという思いから、本展示を企画しました。
「政治的な手芸部」が毎年3月の国際女性デーのマーチに合わせて作成されるこのバナーは、その思いに賛同した108名の個人が10㎝×10㎝のスペースを彩ったものを貼り合わせモザイク画のように作られています。
「人権」「生存」の文字を作る黒いスペースも、その周りにある白いスペースも、実にカラフルで、それを紡いだ一人ひとりの思いがあふれんばかりに表現されています。
一人ひとりの力は小さいけれど、それが合わさると大きなことを成せるという希望を感じることのできるこのバナー作品を、写真ではなく直接目にすることのできる貴重な機会です。
是非この機会に足を運んでください。
箕面市では、毎年12月の人権週間にあわせて「みのお市民人権フォーラム」を開催しています。本企画もそれに合わせて実施します。
2023年度は、分科会での村木厚子さんの記念講演の他、「女性」「教育」「部落問題」「障害者」「在日外国人」「特別」の6つの分科会を行います。
是非そちらへのご参加もお待ちしております。