1971年に設立され、アジア・アフリカ・南米などの途上国を中心に緊急医療支援を行っている国際団体国境なき医師団。
世界各地から毎年5万人近いスタッフが70ヵ国以上の国々に派遣され、紛争や自然災害、貧困など様々な理由で医療を受けることができない人々へ医療行為を行っている。日本からも毎年約100名のスタッフが派遣されている。
また、国境なき医師団は、活動資金の9割を民間からの寄付が占めることで、他の団体に比べより中立・公正な立場で人道活動を遂行することに重きを置いている組織です。
過去に、パレスチナ・ガザ地区、イラン、マラウイ、アフガニスタン、南スーダンと経験を積まれ、 イエメンでの赴任期間をを終えて帰国された佐藤真史さんに、国境なき医師団の手術室で経験されたこと、日本国内で報道されることのないイエメンの現状や現在の世界情勢について話しいただきます。
お話: 佐藤真史さん(手術看護師・国境なき医師団)
立命館大学国際関係研究科修了 2006年赤十字看護専門学校卒業後、病院勤務などを経て2017年より国境なき医師団に参加。 パレスチナ・ガザ地区、アフガニスタン、南スーダンなどで経験を重ね、今回イエメンでの任務に関わった。