箕面市とハット市が国際協力都市提携を結んで30年が経つ。
ハット市があるニュージーランドは、たくさんの移民を受け入れており、2023年は17万人が到着したという。移民を積極的に受け入れてきたNZでも、2024年からは「行き過ぎた移民施策」という批判から、就労ビザの取得が厳しくなり、大半の低熟練就労者に対する滞在継続許可の上限を5年から3年に短縮するなどの見直しが行われているという。
「移民を生きる」とはどういうことか。
住んでいる国のまたは自治体の政策の影響を大きく受けるため、自分が「政治的」な主体であることを突き付けられながら生きている。
日本出身で、ウェリントンに8年住むOhanaさんと、現在、箕面市役所でCIR(国際交流員)として働くNZ出身のニール・トレースさんにをお迎えし、ニュージーランドで、そして日本で「移民」として生きる経験を聞き、一人の「移民」の立場からお話してもらう。