2024.03.06
2023年10月から、イスラエル政府によるパレスチナ・ガザ地区への軍事侵攻が続いています。
今、「パレスチナ」という言葉で思い浮かべるのは、瓦礫と化した街並み、爆撃を受ける建物、または負傷した人々の姿ではないでしょうか。
そんな”紛争地”とまなざされるパレスチナにも、人々の営みがあり、歴史が文化があることを覚えるために、パレスチナと日本をつなげてきたお二人をcomm cafeにお迎えします。
第一部では、パレスチナ地域のオリーブオイルなどを紹介してきた皆川万葉さんに、パレスチナと関わりをもったきっかけ、そして25年以上継続されてる活動についてお話いただきます。
第二部は皆川万葉さんと、2020年からパレスチナの木工製品や刺繍を取扱う「架け箸」の髙橋智恵さんとの対談形式で、お二人のフェアトレード/民衆交易に対する思いやそれぞれの生産者さんについて、そしてこれからもパレスチナと関わり続けていくことの展望についてお話を聞きます。
宮城県仙台市在住。1995年にNGOのスタディツアーでパレスチナを初めて訪問、1998年にパレスチナに短期留学。1998年よりパレスチナ地域のオリーブオイル、オリーブ石けん、刺繍製品などをフェアトレードで輸入、全国に販売。毎年生産者を訪問し、通信や各地でのお話会で生産者のこと、人々の暮らしなどを伝えている。写真家の高橋美香さんとの共著書に『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版)。
第二部:
「パレスチナ・オリーブ」皆川万葉さん × 「架け箸」髙橋智恵さん
髙橋智恵(「架け箸」代表)
大学在学中、中東パレスチナにて1ヶ月のホームステイ経験から、人柄と文化に魅了され、パレスチナの地場産業を活かしたフェアトレードブランド「架け箸」を個人事業として2020年に設立。「”素敵”に国境はない」をスローガンに、命が大切にされる世界をめざして活動中。