
データで知る「みのお」
箕面市には90カ国、2,700人(2019年3月31日現在)の外国籍市民が暮らしています。市内および近隣に、大阪大学や国立民族学博物館などがあるため、非定住かつ高学歴の住民が比較的多く居住するいっぽう、在日韓国・朝鮮人の方たちをはじめとする定住外国人も多く暮らしています。
「地域の国際化=英語による留学生など大学関係者との交流」というイメージが先行しがちな反面、車がなければ移動が困難な立地性もあり、英語話者でない外国人市民は埋没しやすく、情報量や社会参加に関して格差が大きくなる傾向があることが課題です。
当協会では、「足元からの国際化」を進めるため、国籍を問わず200名近い地域住民がボランティアとして参加することにより、多文化共生社会の実現に向けた事業を展開しています。
外国人市民をめぐるデータ(※出典:箕面市総務部統計より)
1.箕面市在住外国人登録人口の動き(毎年3月現在のデータを基に作成)
箕面市在住の外国人登録者は、年々増加する傾向にあります。留学生数も増加していますが、国際結婚などで日本で暮らす「永住者」も年々増えています。
年度 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
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登録者数 | 2,170人 | 2,263人 | 2,300人 | 2,404人 | 2,684人 | 2,739人 | 2,731人 |
2.箕面市外国籍人口比率(2019年3月現在)
2019年3月末現在、箕面市には90カ国、2,700人の外国籍市民が暮らしています。中でも最も多いのは中国の方たちで、全体の約3分の1を占めています。次いで韓国・朝鮮の方が多く、全体の5分の1を占めています。
3.日本在留資格別外国人登録者数
日本で暮らす外国人登録者約263万人(平成30年6月法務省統計より)のうち、在留資格別には以下のように多岐にわたります。永住者および日本人の配偶者等の資格を持つ方が最も多く、アジアを中心としたさまざまな国や地域から、定住することを目的として渡日する外国人の方たちが増えています。
「15組に一組が国際結婚」と言われる状況のなか、地域の多文化化、多民族化が急速に進む中、誰もが暮らしやすいまちづくりを地域ぐるみで展開することが急務となっています。
永住者 | 留学生 | 技能実習 | 特別永住者 | 技術・人文知識・国際業務 | 定住者 |
771,568 | 337,000 | 328,360 | 321,416 | 225,724 | 192,014 |